ヴィーガン料理を食べながら「牛肉を食べること」について考えてみた

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先日、新宿のKiboKoというヴィーガンのワインバルでのお食事会に参加しました。こじんまりとしたアットホームな雰囲気で、お料理とワインとおしゃべりを楽しんできたんです。


お食事会にはヴィーガンの人も何人かいらっしゃって、お話をしたことで、久しぶりに自分の食生活を見直すきっかけとなりました。


我が家はkaotanと夫(マンブル氏)の中年夫婦の二人暮らしです。現在の食生活は野菜と魚をよく食べ、肉は鶏肉を食べます。


豚肉はたまに調理をして食べることがありますが、牛肉は家の中ではほとんど食べなくなりました。


手頃な鶏肉に手が伸びるという理由も大きいですが、環境に負担をかけるという話を知っていたのであえて買わなくなったというのもあります。


マンブル氏はアメリカ暮らしが長く、学生時代から友達にベジタリアンも多かったようで、早い時期から肉を食べない選択肢があることを知っていました。


結婚当初はアメリカでベジタリアンぽい食生活を送っていましたが、夫婦で日本で暮らすようになってからは、現在のような食生活になりました。


私の中のベジやヴィーガン情報は時が止まっていたので「ヴィーガンバーガーの専門店で…」なんて話を聞いておおお!と思いました。


若いヴィーガンの男性に「何を1番よくたべますか?」なんてトンチンカンな質問しちゃったんですけど、最近ではクックパッドで「ヴィーガン」など検索すれば色々なレシピが出てくるんだそうです。へ〜!


牛肉が環境に負担をかけるという話は、結構昔から言われているものの、今まで情報に触れないまま牛肉を食べている人も多いと思います。


今回自分の知っている情報がだいぶ古そうなので、改めて牛の環境破壊についての情報を調べてみました。


ファッション系のVOGUEのサイトでヴィーガンの記事があったりしてね〜。きてるかも、菜食の時代。


まとめましたので、よかったら今後の食生活の参考にしてください。


この温暖化の世界で牛肉を食べることで起きること (箇条書き)

 

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  • 地球温暖化温室効果ガスの1/4は私たちの食べ物から発生している。
  • 特に家畜は温室効果ガスの14.5〜18%を占めている。ちなみに世界中の全ての車、トラック、飛行機、船の排出量は14%
  • 牛の餌となる大豆やトウモロコシなどの農地を作るためや、牛を放牧するために森林が伐採され、森林による二酸化炭素を減らしてくれる温暖化抑制のメカニズムが壊れる。(毎年世界中で、約7万5000㎢=日本の総面積の20%ほど…の面積が森林伐採によって失われている。)
  • 広大な農地で大量の農薬、化学肥料が使われることで、土壌は汚染される。
  • 土中に混ざった化学肥料(窒素肥料)から温室効果の高い一酸化二窒素がつくられる。
  • 牛や羊が食物を消化するときに温室効果ガスであるメタンガスのげっぷやおならを大量に出す。
  • 家畜の排泄物が分解される際に、アンモニアや硫化水素などのガスが大量発生し、大気が汚染される。
  • 家畜の排泄物からの病原菌や成長促進剤として使われている抗生物質やホルモンなどの有害物質が流れ出すことで、土壌が汚染される。
  • 食肉解体後の廃棄物が大量に出る。家畜から排出されるゴミは、年間鶏が5千万トン、豚が150万トン、肉牛が10万トンとのこと。(数字はVOGUEの記事より)
  • 食肉解体処理後の廃水に有害な物質が含まれているため土壌や河川を汚染する。
  • 農業機械の操作、肥料の製造、および世界中での食品の出荷に使用される化石燃料は、すべて排出物を発生させる。


…ということが起きています。
 

ヴィーガンにならなくちゃだめなんだろうか?


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ヴィーガンのキャロットケーキ美味しかった

その時のお食事会主催のコバシャールさん(バシャール好きが高じて、コバシャールさんと呼ばれるようになった、宇宙人にアブダクションされたというYouTuberさん)は、こんなことをおっしゃいました。


ヴィーガンになる人の理由はそれぞれだと思うけど、僕もたこ焼きや鉄火巻きが大好きで、今でも食べたいと思うけど、それをちょっとがまんしているように、みんな環境や動物のことを考えて、ちょっとがまんしてるのかなって思うと、なんだか素敵だなって、嬉しい(愛しい?)気持ちになるよね…


言葉が違ったかもしれませんが、そんな発言を聞いて、kaotanがペットボトルドリンクを買わない感覚に少し似ていたので親近感が湧きました。

www.kaotan.work



医学雑誌The Lancetの最近のレポートでは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど、現在世界中で何百万人の人が、健康的な食事に必要な量よりもはるかに多く、肉を食べていると発表しています。


日本人が現在どのくらいの牛肉を日常的に食べているのかはわかりません。もしかしたら欧米人より量は少ないのかな?それとも意外と食べている??


kaotanは、世界中の人がヴィーガンにならないまでも、ベジタリアンまでいかないにしろ、今食べている牛肉の量を減らしたり、豚肉や鶏肉に変えたり、豆類や野菜の量を増やしていくだけでも、地球の環境汚染や環境破壊は格段に減るはずって思います。


私たちは世の中を良くすることの全てに、手をつけられるわけではありませんが、だからこそ難しく考えずに自分が出来ることを、出来る範囲でやればいいと思うんです。


(そんなゆるさなので誕生日には鹿肉食べました)


盲点ですが、ラム肉や養殖の甲殻類やチーズも要注意

 

なんとタンパク質50gにおける温室効果ガスの平均的な数値が、こんなん出ていますけど!

  1. 牛肉 17.7
  2. ラム肉 9.9
  3. 養殖甲殻類 9.1
  4. チーズ 5.4
  5. 豚肉 3.8
  6. 養殖魚 3.0
  7. 養鶏 2.9
  8. 卵 2.1
  9. 豆腐1.0
  10. 豆 0.4
  11. ナッツ 0.1

▼出典(English)
science.sciencemag.org



北海道出身の道産子としては、ジンギスカン大好きなので「マジでやばい」と思いましたよね。


野生のエビやロブスターは漁船に余分な燃料がかかる為、鶏肉や豚肉より影響が高い場合があったり、海老の養殖の現場によっては水を再循環させるために大量のエネルギーを必要とする場合があるようです。


ヨーグルト、カッテージチーズ、クリームチーズをつくる上でのフットプリント(燃料や手間等の影響)は牛乳とあまり変わらないとのことですが、チェダーチーズやモッツァレラチーズなどは、鶏肉や豚肉よりもかなり大きなフットプリントを持つそうな!


理由は1ポンドのチーズを作るのに約10ポンドのミルクが必要だからだそうです。我が家はブルーチーズを食べますが、月に200g程度食べるだけなので…今はまだOKとしようかな。


それより、ヨーグルトを作るための牛乳を結構消費しています。kaotan的には牛乳ではなく豆乳に変えても問題は無いのですが、マンブル氏はコーヒーに牛乳を入れるのが好きなんだよねー


今後は豆乳に変える日を作ったり、kaotanだけ食べなかったり、そんなこんなで少しづつ変えていけたらと思います。



▼参考サイト(English)
アカウント登録が必要なサイトですが、Google翻訳にかけると登録しないまま日本語で読めたり、原文も読めます。
www.nytimes.com


▼VOGUEの記事です
www.vogue.co.jp

 
 
▼ちなみに、最近の記事で「アメリカ人の牛肉離れ」というのがありました。質の悪い牛肉を食べているのが日本人だとか!!
www.msn.com

 

▼ニューヨーク市は毎週月曜日すべての公立学校の給食をミートレス=肉なしなんだそうです。
www.hopeforanimals.org


▼てか、ミートフリーマンデーオールジャパンがありました!日本ベジマップがありました!結構お店あります
www.meatfreemondayjapan.com


めっちゃ長くなりましたが、食についてはまだまだ書き足りないので、また今度書きたいと思います。


 
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