真鶴の旅 ③ 「湯河原・真鶴 アート散歩」Bonami オープンアトリエへ
ここ、というどこか
今回の真鶴の旅の一番目的地である「湯河原・真鶴アート散歩」というアートフェスティバルに参加しているBonami(ボナミ)のアトリエに行きました。Bonamiは杉山聡さん、三木葉苗さん、三木咲良さんの3人組です。あと、猫のつぼみもいます。
Bonamiの手製本は、葉苗さんの絵や文と、咲良さんの題字やイラスト、そして聡さんが活版印刷を使い、一つ一つ丁寧に本を創っていきます。
Bonamiの本にいつも私の心は動かされます。なんだかわからないけど泣きたくなったり、あったかい気持ちになったり。多分、魂に響いているのだと思います。
Bonami の新作本「ここ、というどこか」は、葉苗さんの言葉と、咲良さんのドローイング、そして聡さんのアトリエの音がセットになっています。
https://satoshisugiyama.bandcamp.com/releases
試聴できます。bandcampのページで購入できます。
「Bonamiについて」や「Bonamiの本」など、公式サイトでは今まで制作した本の製本の過程なども読むことができぐっときます。
また、サイトにリンクされているBonamiのショートドキュメンタリー動画はそのまんまBonamiの世界とつながりますので、もしこのブログを見た方で、少しでもBonamiが気になった方は、是非動画を見てください。
そして今回、もう一つ kaotan が Bonami で手に入れたのは… ジャジャーーン
SAKURAIRO
昨年のオープンアトリエから新登場していた、Bonami がつくるステンドグラスのアクセサリー「SAKURIRO」自閉症で言葉を持たない咲良さんが、様々な色をした不揃いのガラスのカケラを独特の色彩センスで組み合わせ、聡さんがアクセサリーに仕上げました。Instagramで拝見して以来すっごい気になっていた「SAKURAIRO」やっとゲットできました。
かわいい!!
ペンダントにしようかな。ブローチにしようかな。沢山の形と色の組み合わせから一つ選び出すことの楽しさと難しさ。今の自分の心の色を選ぶような…。
湯河原・真鶴アート散歩について
第5回目の今年は11月1日(木) ー30日(金)の開催で、オープンしている日は各会場によって違います。Bonamiのオープンデイは残すところあと1日。30日(金)のオープンが最終日です。
湯河原真鶴アート散歩は、行政の協賛や助成金に頼らず、100%参加者の参加費によって運営されているのだそうです。まちなかで開催するアート展は様々な目的やスタイルがありますが、こちらのコンセプトのページにはこう書かれてあります
湯河原・真鶴アート散歩は、利益のためではなく私たち自身のための文化祭として楽しむアートフェスティバルです。
しがらみやしばりのないアート展、いいですね。実はBonamiのオープンアトリエに訪れたのは2015年のオープンギャラリー以来の2度目ですが、実はBonami以外の会場を回った事がありません。なので、あまり多くを語れないのですが…
自宅や店舗を開放したアートギャラリーが、まちのあちらこちらにオープンするというスタイルは、真鶴の風景と、作家の作品と、思いがけない出会いがありそうです。次は是非アート散歩を巡ってみたいです。
前回までの旅の様子はこちらです。
次回、真鶴の旅④ 最終回です。真鶴というまちは独特の魅力を感じるのですが、その「独特」と感じる部分は一体なんなのか?というkaotanなりの分析を書きたいと思います。