真鶴の旅 ② 念願の「遠藤貝類博物館」そして「貴船神社」へ

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前回の真鶴の旅の記録はこちら

www.kaotan.work

さて、kaotanとマンブルさん(夫)は、お昼ご飯を食堂ですませ、ケープ真鶴2Fにある「遠藤貝類博物館」に向かいました。貝類研究家の遠藤晴雄氏が生涯をかけて収集した標本4,500種 50,000点を収蔵しているという、世界的にもとてつもなく貴重なコレクションを見ることができる博物館です。行きたいと思ってたとこ。やっとこれた。

遠藤貝類博物館  

https://www.endo-shellmuseum.jp

 

いきなり入り口近くにウメボシイソギンチャクが入館者をお出迎えしています。めっちゃ可愛い。

 

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館内は全て写真撮影OKとのことだったので、ここからkaotanは各展示物を見る毎に「君いいね」「グッとくるフォルムだね」「きれいだよ…」とカメラマン化し、スマホのシャッター音が絶え間なく館内に響きわたるのだった…(お客さんあんま居なくてよかったよ…)

 

館内の遠藤コレクションの説明パネルを読むと、遠藤氏は真鶴町(旧岩村)の海岸近くで育ち、幼少の頃から生物を顕微鏡で観察するような子供だったらしい。中学になり逗子で下宿生活をしていた頃に、生物担当の沼田正直先生に連れられて、横須賀の秋谷の貝類研究家の細谷角次郎氏を訪れて、貝の美しさに目を奪われたという。

それからは土曜日になると逗子の海岸から貝を拾いながら葉山の海岸線を通って秋谷の細谷氏のお宅に伺いました。集めた貝の名前を教えてもらうなどしてその晩は先生のお宅に泊まり、日曜日は午前中教えを受け夕方までに下宿に帰るという生活を続けながら相模湾の貝類の収集に熱中しました。

 熱量。逗子から秋谷とは結構な距離ですよね。そして遠藤少年と細谷先生の世代を超えたこの関係性ときたら。熱い。熱すぎる。熱量が半端ないからこそ成し得たこの貝殻収集に、kaotanはただただ見惚れてしまうのでした。

 

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 貝殻切手も収集されていました。わかる〜。たまら〜ん。

 

 

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手頃な工作キットがありました!¥300で購入。手頃だし、ちょっとしたお土産やワークショップにいいですね。いいアイディア頂きました。(パクるんかーい!)

 

1時間ほど貝類の世界に浸りました。後ろ髪引かれつつ、次の予定があるので貝類博物館を後にしました。そして次に寄ったのは貴船神社です。

 

日本三大船祭り「貴船まつり」が気になっているので…

2年前に真鶴に始めて来た時に、真鶴では「貴船まつり」があると知りました。海上渡御の神事ということでとても気になっていたのですが、あまり詳しく調べることもなく現在に至る…。地図をみると、この後の目的地のすぐ近くに「貴船神社」があったので、貴船祭りの神事に関わる神社だと思い立ち寄ってみました。

 

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kibunejinja.com

 

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貴船神社の本殿は関東大震災の後、水害を避ける為、現在の108段の清めの石段の上に遷座されているそう。

 

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当時、震災に最も強いとされた鉄筋で建立された全国でも珍しい社殿なんですって。

 

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境内には海上渡御の模型のある御船舎や、御神輿もガラス張りで拝見することが出来ます。貴船稲荷社、龍神社、他にもいくつもの末社が祀られており、地元の方々がこまめに通われているにではないでしょうか。ご朱印も頂けます。公式サイトによると貴船神社の起源は今からおよそ1200年ほど前とのこと。 

 

今からおよそ千二百年ほど昔の夏、真鶴岬の笠島(現在の三ツ石)の沖合に、夜ごと不思議な光が現れ、海面を煌々と照らしていました。ある日「平井の翁」という人が磯辺に出て遥か沖を見渡したところ、光を背にした一隻の楼船が波間に浮かび海岸に近づいてくるので、船内を調べてみると、そこには木像十体余りと、口伝によれば、「この神をお祀りすれば村の発展がある」と記された書状があったとされます。その夜、神は翁の夢に現れ、自らが大国主神である事を告げました。そこで翁は村人と力を合わせて社を建て、村の鎮守の神としてお祀りしたのが、現在の貴船神社の起源と伝えられています。

 

由緒〜。なんたる〜。

 

貴船祭りのサイトはこちらです。今年のお祭りの様子が動画で見ることが出来ます。

貴船まつりホームページ

http://www.manazuru.org

 

真鶴の旅③に続きます!!

 

未だ見ぬ上空の世界をみてみたい